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直木賞選考委員の講評

6月に発表された第161回直木賞候補作品が17日の選考会にて受賞作が選ばれる。
受賞した作品もさることながら、審査員による「選評」も楽しみである。
日本文学振興会の評議員で直木賞担当のそうそうたるメンバーが各候補作品についていろいろ感想などを言ったりするを後から読むことが出来る。
作家が作家に向かって「評」をつけるって勇気が要る事だろうと思われるが、かなり辛らつに講評される人もいるみたい。

受賞作一覧という所で過去の選評などを観るのも面白いが、ここは独断で書かれているサイトなので全部信じてはいけない事だけは頭に置いてそれなりに楽しむ。
2019 第161回直木賞候補作品

15日までに候補作6作品中5作品は借りて来て読んだ。
窪 美澄の「トリニティ」だがこれはまだ手に入っていない。
今までの5作中でneko選考委員が選ぶなら 原田 マハ「美しき愚かものたちのタブロー」である。

今年は国立西洋美術館が開館されて60年。
今しもそこで松方コレクション記念展覧会が開かれているそうだ。
東京国立博物館では松方氏→十五銀行→宮内省という流れの浮世絵展もひらかれているとか。

「日本に美術館を」と西洋の絵画や彫刻を買い集めた松下氏・それに付き添った人・第二次大戦中のパリに残されていた松方氏のコレクションをパリ占領のナチスから守った人・終戦後それらのコレクションをフランスが差し押さえてしまった物を返して欲しいと頑張った吉田首相など、絵画(タブロー)に夢中になり守った人々を描いた作品である。

というタイミングもあって原田 マハの作品が受賞するかもしれないと思うのはミーハー的だろうか?

※ 
午後7時前、大島真寿美さんの「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」が直木賞受賞だった。
neko 選考委員の予想は外れた。

うれしい悲鳴

直木賞の候補作品が発表になった翌日、図書館でそれらの本があるか確認したら、一冊を除いて、借り出されてはいるがあったので予約しておいた。
樹木希林さんの本と横山秀夫さんの新刊も頼んでから2か月以上になるので順番は如何と調べたら、予約者の一番になっていた。

わっと、いっときに「ご用意できました」と連絡が来た。計4冊。
それだけで、もういっぱいなのに欲張りな自分は、今日プールで「この頃どんな本を読んでるね?」と話しかけられ、その方の最近買って来て読んだ本を教えて貰った。外国もので「荒野にて」。
面白かったとの事。

忘れないうちにとロビーでスマホで検索して作者名も一緒にメモして行って、「この本はありますか」
あったので借りてきたが、さてこれからの2週間はテレビはちょっとセーブして本読みの日々になりそうである。

待ち望んだ横山秀夫の「ノースライト」から読み始めた。
ノースライト。結構早い段階でその言葉の意味を説明されていた。
建築設計で東や南からでなく、北側から光を取り入れる。だからノースライト。
いわゆる警察小説ではなさそう。
楽しもうっと。


通り道の道端情報。
道路が通行止めだったところは、法面をきれいにして金網が張られていた。
その後、通ったらそこへコンクリートミキサー車から吹付がなされ始めていた。
「へえ、こうやってするのか」と途中経過がみれた。
金網はられた
吹付開始


おすすめの本

PC同好会の仲間でおなじ図書館を利用する人が数人いる。
先週の木曜日に「ねえ、この本読んだ?」とSKさんから言われた。

「吉田修一の国宝」 
ハイ。読みました。
新聞連載中に毎日が待ち遠しくなるほどの小説だった。

「三浦しをんの仏果を得ず」は?
いいえ。三浦しをんの本はかなりの数読んたけどその本は全く知りません。

金曜日の夜に検索したら「貸し出せます」とあったので、土曜日に行って「貸してください」と言ったら「貸出中です」。
タッチの差だったなあと思い、それでもリクエストはしてきた。

いもこさんのブログを読んで納得。
彼女も同じ方から推薦図書として教えて貰ったとかで借りて来て読み始めたとあった。

口コミはすごいね。

吉田修一の本は映画化されたものも多く、「悪人」はあれこれのシーンがまだ思い出せるくらいだ。
「怒り」「さよなら渓谷」も観たがやはり「悪人」がベストだと思う。

「横道世之介」「平成猿蟹合戦図」「路」「愛に乱暴」など読んでいる。(エクセルの過去帳で調べた)

「横道世之介」の続編が出版されたとあったので図書館へ覗きに行ったらもう先約がお二人様。
別に急がないのでこれも予約しておいた。
頼んである横山秀夫の「ノースライト」は自分の順番は次だそうなので何時メールでお知らせが来るかと待っている日々である。

隣町の図書館さん、毎度お世話になっています。ありがとう!


トム・クルーズの例のスパイアクション「ミッションインポッシブル」シリーズの昨年公開のを観た。
パリの凱旋門周囲の一方通行をバイクで逆走するシーンやヘリコプターでインドカシミールの山岳地帯を飛ぶシーンなどスタント無しだそうだが、彼はいくつになったの?
ミッションインポッシブル フォールアウト

思いがけずに巡り合った

先週の土曜日に図書館へ行った。

読み切れなかった本を延長して貰い、まだ何か面白そうなのはないかと書庫を眺めた。
普段見る文学関係の棚から違う棚を見ていたらあら、なつかしや。
上橋菜穂子さんの本がずらりと並んでいた。
「鹿の王」が最初に読んだ本でその後「精霊の守り人」シリーズや短編集など全部読んだなあと思い出していた。
見慣れない題名の本が・・・
「守り人外伝 風と行く者」
風と行く者

最後のページを開くと昨年12月に出版され、同じく12月に購入された本だった。
勿論、借りた。

今は、タルシュ帝国との戦で片手を失ったタンダと一緒に暮らしているバルサ。
たまたま護衛することになった「風の楽人」。
中年の女性として書かれている現在と、まだ16歳でジグロと共に同じく「風の楽人」たちを護衛した頃が交錯する。

NHKのファンタジードラマのバルサ役・綾瀬はるかが本から立ち上がってきた。

6年ぶりにこのシリーズ本が出版された事を知らなったから、横の本棚を眺めなかったら出会う事もなかった。
きっと本が呼んでくれたのだろうと思った。


早朝畑仕事 3日目
玉ねぎ引き抜きと草取りをする。
晩生玉ねぎ100本引き抜き
25日現在雑草なし
去年も玉ねぎは25日に収穫していた。

古道具屋 皆塵堂 シリーズ

古道具屋 皆塵堂 シリーズ(輪渡颯介著)を借りて来ていた。
全7巻のうち5巻しかなかったので全部借りた。

深川の皆塵堂という古道具屋が舞台で、主の伊平次と小僧の峰吉がやっている店へ新入りが登場し、出くわす怪しい事件の数々。
各巻で新人が変っていく。
皆塵堂はどんなものでも引き取ってしまうことから、曰くつきの道具が集まってきて、中には、何かが憑いている道具も・・・。

釣り好きで店の仕事に熱の入らない主・伊平次と、人を食った小僧の峰吉、そして正体不明の猫・鮪助、地主の鳴海屋の隠居・清左衛門、魚売りの巳之助などがレギュラーの登場者。

何かが憑いている道具には、その背後に、おぞましい事件が存在するけど、最後にはほっこりと収まると言う物語。
猫がいっぱい出て来るのも我と関係ありや無しや。
古道具屋皆塵堂

流石に最後には読み飽きた感がした。

角田 光代 「坂の途中の家」
テレビドラマも始まったのでと思って借りてきたが、ドラマも本も途中で止めた。
暗くて楽しくなかったから。

風が一番の季節

雨なので朝から本読み。

朝井まかて「ちゃんちゃら」

「季節の中で風がいちばんうまいのは、夏の初めだ」
それは、水面から立ち昇る涼気が木々の緑を掬いながら風になるからなのだろう。


から始まるその文章だけで心地よい世界に入って行けれる。

江戸時代の庭師の話で、拾われたちゃらがめきめきとその本領を発揮して「植辰」で頑張っている。
今日も元北町奉行所与力だったお方の庭の手入れに親方と来ている。

松の木の上にのぼって樹下を見るのが好きだ。
親方がまだ若いころに仕立てた庭を見下ろせば、門から苑路は緩やかに弧を描き、楓や夏椿、桐などの木々は緑を滴らせ、水辺の杜若や擬宝珠がのどかな陽だまりで安らいでいる。
さらに歩めば、枯滝の石組に出会う。
緑の匂いが濃く漂い、深山を流れる水音が聞こえそうだ。

この小説の中では、庭師は依頼された造園すべてについてプロデュースし、依頼主のその庭をどういう風に眺めたり使いたいかまで考えて植木屋で樹木をあつらえ、石や水なども用意する。
勿論その後の手入れも断られない限りずっと行う。
現在では造園・植木屋・ガーデナーなど範囲が色々入り組んでいるだろうが、昔は植木屋は木々や鉢物を育てて販売するのが主だったようである。(ソメイヨシノを作った人って有名だ)

ストーリー的にはちょっとねえという感があったが最後のどんでんがえしでホッとして本を閉じれた。

30日の雨が上がればまさにここに描写されている季節になる。
そして令和。

本を読みながらのお茶。
ミックスティー

すかたん

朝井 まかて 「すかたん」 
すかたん表紙
同感するし登場人物が好きになる。目次だけ見ても面白そう。
目次


饅頭屋の娘が江戸詰めだった武士に見初められて結婚。
藩主の殿さんが大坂城代として赴任されるにともなって、抜擢された旦那さんと一緒に大坂へ来た知里。
旦那さんが「大阪は武士が少なく十人に九人が町人で、商人の権勢たるや目覚ましいとか。知里は商家生まれゆえ、かの町なら人目を気にせずのびのびと暮らせるであろう。楽しみだな、大阪」と言っていた。
知里も江戸を発つ前から「浪華名所ひとり案内」など何度も読み返し期待して来た。(ガイドブックを事前にしっかり見ている)

しかし、旦那さんは1年たらずで死去してしまい、一人大坂で暮らすことになってしまった。
手習いの師匠もしくじり、勤め始めた所が天満青物市場の頭取をしている店のお家さんの付き女中で、きついお家さんから仕事は言いつけれるわ、もたもたいていると叱られるわの日々が始まった。

大変な毎日だがこの知里という女性が賄いの一品、一膳にうっとりしながら「美味しい」などと言うものだから賄い係の女中は大喜びして、こっそりと「食べてみ」などと内緒で食べさせてくれたりする。
また店の青物つまり野菜などにも関心と興味を持つから店の者たちにも好かれる。

お家さんから「裏庭で野菜を作ってみろ」と言われて初めて大根を播き、その発芽を見て「なんて可愛らしい形をしているんだろう」とか思い、「抜きなさい」と言われて「みんな頑張っているのに可哀そうだ」などという。
しかし、その抜き菜が翌日のおかずになって皆に供されるとこれが又喜びの元になり、頑張れる。

今や見かけなくなってしまった伝統的野菜を残したいなどというのは現在でも通用する話である。

ストーリーとか人物だけでなく、今回の小説で知った事。
お家さん 商家の旦那さん(だんさん)の奥さんのこと。
御寮人さん (ごりょんさん) 若旦那さん(わかだんさん)の奥さんのこと。
お家はんとか御寮人はんとかはんという呼び方は目上の人からしか使ってはいけない。

丁稚のスタートは松で大体5年くらいしたら吉がつけられ、10年経って手代に昇格すると七で、20年経って番頭になると助がつけられるとか。(本来の名前の上の字とくっつけて呼ばれる)
30年経ち兵衛がつけれる頃には支度金を貰いのれん分けで店が出せる。
商売相手は相手の名前でその者の置かれている立場とか年季まで分かるという合理的なシステムである。

別家 奉公人が本家から暖簾と得意先を分けて貰うこと
分家 親戚が独立して店を持つこと

自分は朝井 まかてが好きだ。次は「ちゃんちゃら」を借りよう。


きのう何食べた?
キャベツ・人参少々・タマネギ少々のコールスロー。マヨネーズと酢とコショウで味付け。
キャベツ・人参・タマネギのコールスロー
プロフィール

neko

Author:neko
70代の女性。
ブログを始めてから11年目に。

ユーチューブ動画もあり。
下段のリンクからどうぞ。

ブログ 2007年7月開設

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