「七人の敵がいる」

「七人の敵がいる」 加納朋子著。 
七人の敵がいる


著者の後書きによればPTA小説だそうである。

バリバリのキャリアウーマンのお母さんが子供の小学校入学から卒業までの間のPTA活動その他、ボランティアでやらなければならないお仕事の数々とその活動についてのお話である。

学校の保護者会・3年生までの学童保育の父母会・子供会・スポーツ少年団の保護者会に地域の自治会の役員などなど。
役員選出の会合で、開口一番「無理です」と言ってひんしゅくをかう。

本の編集者という仕事柄、昼間に時間を取ってPTA活動をするなんてそもそも無理な事なのだが、どうしてもやらなければいけない時はどうするか?

夜の接待の食事会までにPTAの集会を済ませてという心づもりだった彼女は、ピッカリ光るようなスーツを着用して行って周囲から一人浮く。
などのことは日常茶飯事である。



昔むかしにこうした役員をいかに逃れるかを考えていた自分がいた。
家で内職をしていただけなので時間は何とかなるのだが、何しろ対外的なことなど全く知らない。
ただの使い走りならいいのだが、学級委員で出て行ったらとんでもない役が当たったりして不安で不安で困ったこともある。

この小説の主人公はそのキャリアを活かして使いっ走りを上手に使っていくのであった。

子供が母親のことをモンペと言われているのを聞いて
「母さん、モンペってなあに?」と尋ねる。
「モンペってねえ」と衣類のことを説明をしたら、数少ない友人が「あなた、モンスター・ペアレントということだよ」と大笑いされた。

等々、面白い、可笑しい。

今では笑って読んでいるのだが、今こうしたことに携わっている人にとっては切実な話だと思う。

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